「五月の蝿」が痛々しくて聞いてられない

僕は君を許さないよ 何があっても許さないよ
君が襲われ 身ぐるみ剥がされ レイプされポイってされ途方に暮れたとて
その横を満面の笑みで スキップでもしながら 鼻唄口ずさむんだ
僕は君を許さない もう許さない もう許さないから

なんちゅー歌詞だ！！！！

こんにちはさばです。

今回は闇のオタクの必修科目とも言われる（？）

RADWIMPSの「五月の蝿」について好き勝手語っていきたいと思います。

闇のオタクの勝手な考察なので

「ほーんそんな考え方する人もいるんだ〜」

くらいの軽い気持ちで読んでってくだしあ

#そもそもの曲の印象

とにかく、とにかく曲がいい！！！！

激しいのにどこか切なさが込み上げてくるような、、、

https://youtu.be/hoyOjMIunkM

素敵すぎゆ。。。

さば的にはなんだか「いえない」を彷彿とさせるような旋律でした。

曲だけで心に何かを訴えかけてくる感じ。

ということで初見からこの曲は結構好きだったのですが、いかんせん歌詞がなぁ〜〜〜！！！

しかし。

長年の時を経てついにさばもこの歌詞の意味を自分なりに解釈し、ズブズブとハマっていくのであった…。

#RADWIMPSぽくない歌詞

僕は君を許さないよ 何があっても許さないよ
君が襲われ 身ぐるみ剥がされ レイプされポイってされ途方に暮れたとて
その横を満面の笑みで スキップでもしながら 鼻唄口ずさむんだ
僕は君を許さない もう許さない もう許さないから

冒頭でも紹介した歌い出し。

まあなんと酷い。

序盤からRADWIMPSらしからぬ憎しみと憎しみとその上にさらに憎しみを重ねてくる歌詞。

いったい何をしたんだこの女。主人公の親でも殺したのか。

そこから憎悪のオンパレードはまだ続きます。

哀しみや憂いの影の 一つも宿さず
かわいいと謂れ慣れて 醜く腐ったその表情
もうフォークを突き立てたいよ
あぁ死体 死体になった君を見たい

RADWIMPSの歌に出てくる「僕」は総じて哀しみや憂いの影を一つも宿さない女性には絶対に惹かれそうにないイメージなので、おそらく「君」はもともとは何かを抱えて生きてるタイプの人だったんだと思います。

傷を隠して生きる「君」に、僕はたくさんの言葉を贈ったんでしょうね。

やばいめっちゃ目に浮かぶ。（ここでこれまでのRADWIMPSのラブソングが走馬灯のように流れる）

そういう僕からの、自身の魂や心を削ってまでして捧げたような言葉たち。

それも悲しいかな、いつからか君は言われ慣れてしまった。

まあ人間そんなもんだろうが、、、悲しいですな。

自分の心からの言葉に対する反応。

僕からしたらどうでもいい、どこかの他人に対する君の言葉や振る舞い。

ぜんぶぜんぶ、こうなってくると見たくなくってくるんでしょうな。しずかーに黙って横たわる君を見たいそうです。まあ気持ちはわからんでもない。

#君に救われた僕

さば的にはここからの歌詞が肝です。

己が醜さ恥じて 髑髏を垂れ
名前より先にごめんなさいを口癖に
今日まで 手合わせ 生きてきたのに
バカみたい 君を見てると

うわああああ！！！！

RADだ！！！！ みんな！！！！ 俺たちのRADだぞ！！！！

はあ、なんてネガティブな生き様。

わかるわかる。いろんな人や事象やなんなら何に対してかわからんくなるくらい謝り倒して生きてきたんだよね。わかる。わかるわ〜〜〜〜！！！

で、そんな人生を振り返り一言、「バカみたい」。

どうしたRAD。君を見てるといったいどうなってしまうって言うんだ！？

まるで自分が世界一汚れなき者に思えてきたりもするんですが
生憎そんな遠回りせずとも僕は僕を大事にできるから
もういらないよ

そう。あまりに君を憎みすぎて、もはや君より自分の方がよっぽどマシな人間に思えてきちゃったんですね。なんという境地だ。

しかもそんなふうに君と比べたりしなくたって、僕はもう僕を肯定して生きることができる。

だから君なんてもういらないよ、なのです。

ここでさばが勝手に感じとってウワァァ〜〜となったのは、僕の君に対する感謝と愛の深さ。

これまでの関係性が見えてくる気がします。

僕は君の辛さ苦しさに寄り添ってたくさんの言葉を贈った。

それもこれも何故かって、そもそも君が僕にたくさんの愛情をくれたから。

自分を責めて責めて、ずっと誰かに謝りながら生きてきた僕が、君と出会って、恋をして、自分を大切にできるようになってきた。

僕にとっていったい君がどれだけ大きく絶対的な存在だったのか。唯一無二だったんだろうなぁ。あああぁぁ。悲しくなってきた。

酷い言葉をずーっと並べ立ててはいますが、裏に点のように小さくぽつんと、感謝の気持ちが見えました。さばには。

で、ここで薄々気づいた。

別に浮気でも不倫でも親を殺されたわけでもなさそうだなこの人。

たぶんシンプルにフラれただけなんだわ。

そしてまた恨み言がはじまります。

僕は君を許さないよ 何があっても許さないよ
通り魔に刺され 腑は零れ 血反吐吐く君が助け求めたとて
ヘッドフォンで大好きな音楽聴きながら 溢れた腑で縄跳びをするんだ
僕は君を許さない もう許さない もう許さないから

どーやったらこんな表現思いつくの！！！笑

やはりとにかく憎くて憎くてたまらない様子。

しかし冒頭は酷すぎて逆に笑えたが、なんだかだんだん聞いてるのが辛くなってきた…。

だってこれ、僕は君のことまだ好きなんでしょ？ それなのにフラれたんでしょ？ うわあああ。キツい。やめてくれええええ。

それでもまだ歌は続きます。なんせこれからようやく2番…しんどい…。

#叶わなかった約束

君の罪裁く法律はない あぁ なんて世界だ
変わりに僕が罰してあげましょ なんて言うかよバカ

君の罪ってなんだろう。聞く人によっていろんな解釈ができそう。

さばは「ずっとそばにいてくれるって言ったのに！ 嘘つき！」と読み取りました。

たしかにどんな約束をしてどれだけ深く心を交えたとしても、破局は罪に問えんな。

そして僕が君を罰するつもりもない。

最愛の君に罰を与えるなんてことしたら、結局苦しむのは僕自身。もう君がいなくても僕を大事にできるって言ったもんね。

君がそういうふうに僕をいい方向へと変えてくれたんだもんな〜〜あああぁぁ〜〜〜。

君にあげた僕の言葉達よ成仏せよ
その身体に解き放った 愛しの僕の精液を お願いよ 取り返したいの
かわいそう かわいそうで泣きそう

うわあああああ！！！

いよいよキツい！！！！！！

心と魂、自分の大事な部分を削りに削って捧げてきた言葉たち。その言葉で過去も現在も優しく包み込み、なんなら未来まで愛そうとしたんでしょうな。そんな唯一無二の最愛の人。

愛しくて愛しくてたまらなくて、ぜんぶ捧げて、それでも離れていってしまう君を見て、僕は何を感じるんでしょうか。

裏切られた。君にあげた言葉たちが浮かばれない。どうすることもできずひとり成仏を願います。

精液のくだりも同じことですね。

はーーーーー。順調に聞くのが嫌になってきた。笑

#どこまでいってもRADWIMPS

そしてここから、曲がバチッと激しくなります！！！

歌詞が好きでなかった当初はこのパートの音とボーカルのリズム感、ガンガンまくし立てる感じが好きだったのですが…歌詞を自分なりに解釈してしまったいま改めて聞くと…。

空が蒼いように 華が散るように 君が嫌い 他に説明は不可

何が嫌いかと言われても説明なんてしたくない。この憎しみを言葉になんてできない。

君が主演の映画の中で 僕はそう 最強最悪の悪役

君が離れていっても、僕は君の人生に関わっていたい。めちゃくちゃにしたい。

しかもここ本当にめっちゃRADWIMPSっていうか…普通この場合悪役って君の方になりません？

結局「僕」はいつもこう。RADWIMPSの歌に出てくる僕はどうしたって「君の中」でしか僕を語れない。君の中でしか生きれない。（ここで流れ出す救世主）

やめてくれ、もう自分を傷つけるのはやめてくれえええええ。

激動の果てに やっと辿り着いた 僕にもできた絶対的な存在
こうやって人は生きてゆくんでしょ? 生まれてはじめての宗教が君です

今まで辛かったんだね。助けてくれる人なんて誰もいないって思ってたんだね。

だけどそこに君が現れた。救ってくれたんだね。マジで好きだったんだね。

うわああ。うわああああああああぁぁ。

僕は君を許さないよ 何があっても許さないよ

うわあああああ！！！！！！！！！！！

やめろおおおおおおおおお！！！！！！！！

やめて…もうやめてくれ…ライフは0よ…。

君の愛する我が子が いつか物心つくとこう言って喚き出すんだ
「お母さんねぇなんで アタシを産んだのよ」
「母さんの子になんて産まれなきゃよかった」
「母さんの子になんて産まれなきゃよかった」
「母さんの子になんて産まれなきゃよかった」

考えうる限り最低のいやーな言葉ですね。

いつか結ばれる自分以外の人との間の子供がそんなことを言い出す。この世で一番大切な存在にそんな言葉を投げつけられて、君の心はいったいどうなってしまうのか。

僕は徹頭徹尾、君にとっての悪役を貫きます。

そこへ僕が颯爽と現れて 両の腕で彼女をそっと抱きしめるんだ
君は何も悪くないよ 悪くないよ 悪くないから

なんて滑稽なんですかね。その役は旦那さんがするから、僕の入る余地なんてないし僕なんてもういらないのです。

そんな現実は見ないふりして、傷ついた君を僕は抱きしめてヨシヨシってするわけです。まるであの日のように。

あーーーーーー嫌な歌！！！笑

#おしまい。

というさばの解釈でした。いかがでしたでしょうか。

余談ですが、最近MVも一応みました。一回しか見れませんでした。しんどすぎて。笑

おそらくあの真っ白な部屋が僕の心なんですよね、どんどん血が溢れ出して最後なんて燃えカスですよ。勘弁してよ。時が止まった時計から血が溢れ出すし。やめてくれよ！！僕！！前に進んでくれ！！！お前はいい男だ自信持て！！！！（？）

後半とかJKがたくさん出てきてましたね。どこの誰と結ばれるか知らんから想像上の君の子供がたくさん出てきたって解釈でいいんだろうか。

MVでは君ではなく君の子供を抱きしめてるのがすごく印象的でした。歌詞的に「君」を慰めてるもんだと思ってましたが、「君の子供」を手中におさめようとしてるとも読み取れるんだなぁ。どこまでもこえーな。

余談が長くなってしもうた。

以上、五月の蝿が痛々しくて聞いてられないっていうブログでした。はーしんどかった。もっかい聞こ。